ギターのビブラートシステムにロック式トレモロ、通称フロイドローズという仕組みがあります。
これはトレモロアームをギュンギュン動かしてもチューニングがずれにくい素晴らしい仕組みです。
しかしチューニングを変えるのにロックナットを回すレンチが必要だったり、弦にちょっとした加工が必要だったりと大変なこともあります。
その中でも特にチューニングが難しく、間違った方法で行うと一生合わないとも言われます。
え?チューナーを見ながらペグを回せばいいんじゃないの?
はい、そうなのですが弦とボディ内のスプリングで引っ張り合っている仕組みのため、全ての弦が均一の張力を持つまでチューニングがあわないんです。
つまり6弦から1弦まで調整していく間で、どこかを合わせると他の弦のチューニングが狂ってしまう!初めてフロイドローズのギターを手にすると、チューニングで途方に暮れるでしょう。
板を挟んで固定するとか色々と技があるんですが、良く知らずに行うと余計にハマりますので、確実な方法を紹介します。
1.ロックナットを緩める。
2.必ず6弦から1弦に向かって順にチューニングを合わせる。
3.6弦に戻ると盛大に狂ってるけど、めげずに6~1の順にくりかえし合わせる。
4.だんだんと狂う幅が減ってくる。さらに合わせ続ける。
5.ほぼ合った時点でロックナットを締めて、ブリッジ側のファインチューンのネジで合わせる。
めちゃくちゃ正攻法ですが、確実に合わせる事ができます。
大事なことは必ず6~1の順を守り続けることです。
手順3は5往復ぐらいすると思いますが、10往復しても頑張りましょう!
ある時点から急に手順4に近づいていくのがわかると思います。
根気強くがんばりましょう!